【横浜をつなげる30人 オープンセッション】〜ゲストを招いての対話の場を自らの手で創る〜

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2022年1月24日(月)~27日(木)の期間に行われた第2期「横浜をつなげる30人」オープンセッションでは、チームごとにゲストを招いて対話の場が設けられました。

あらかじめ用意した問いをゲストに投げ掛けながら、メンバー一人ひとりが今後の活動の方向性を探る機会となりました。

イキイキ・ワクワクとした街づくりを目指す「IKIGAI」

「IKIGAI」とは、一人ひとりの「好き」や「得意」と重なるコミュニティができることをさしています。

8名のメンバーから成るこのチームでは、「どうしたら、IKIGAIの実践の場となるサードプレイスが増えたり、一歩そういう場に踏み出す人が増え、イキイキ・ワクワクとした横浜に近づけるだろうか?」ということをテーマに考えてきました。

今回のオープンセッションでは、メンバーが「IKIGAI」をベースに一歩を踏み出している先駆者8人を招いて、実体験を聞くことをねらいに開催されました。

「転んでも大丈夫な安心感」や「なんとかなるよと言ってくれる無責任な大人」の存在が自己開示のきっかけになる、とのコメントや、「丸の内朝大学」のようにまずは一歩踏み出したい人の受け皿になるような場を生み出してみては、とのコメントが、チームにとって大きなヒントとなる時間になったようです。

「あんしんよこはま」が目指す、日本一子育てしやすいまち横浜

コロナで働く環境は大きく変わり、もはやリモートワークの流れは加速するばかりです。

そのような環境にあって、都市、横浜もうかうかしてはいられません。地価が高いだけでなく保育園にも入れるか…という状況の中でこのままいくと、地方への人口流出につながってしまうのでは、という危機感のもと、「横浜を日本一子育てしやすい街にするには?」というテーマで、子育て当事者や子育て支援者が集い、意見交換が交わされました。

議論の中では、「子育てしやすい街にしていく」という目的を達成するには手段は一つでなく、例えば通学路の安全性確保やPTAのICT化等のハード面の観点や、挨拶や声がけ等の意識や文化づくりの観点など、様々な角度から道筋を考える必要があるということを再確認する機会になりました。

また行政だけではなく地域、保護者、学校がそれぞれの役割を果たしつつ連携していくことが大事だとの声も聞かれました。

舞岡公園の次の30年を考える「ままMaioka」

昔ながらの里山の原風景を豊かな自然とともに留めている、戸塚区の舞岡公園。

チーム「ままMaioka」のメンバーは全員で、舞岡公園に足を運び、その魅力の虜になりました。歴史を紐解けば、谷戸文化を次の世代に残したい、と開拓者たちが行政とタッグを組み、執念でこの公園の環境を守ったという記事に行きつきます。

そのような公園の背景の一方、時は流れ、現在、舞岡公園の指定管理者であるNPO法人は、担い手の高齢化という課題に直面しています。

今回のオープンセッションでは、外から舞岡公園がどう見えているのか?という点や、地域住民に舞岡公園のことを自分ごととしてとらえてもらうためにどのようなアイデアが有効か等のテーマで話し合われました。「次の30年を見据えた公園運営のモデルケース作り」や「都市における自然の在り方を横浜から発信する」等、ままMaiokaチームの目標は高く、遠い未来を見据えています。

あなたにとって月曜日は楽しみですか?「Happy Monday」

大人になることに希望を持つ子どもを増やすとともに、大人もワクワクする仕組みをつくることを目標に掲げる「Happy Monday」チーム。

そのための具体的な提案として、子どもが大人の月曜日をワクワクさせる企画(=Happy Monday)を立ち上げられないかとチームで話し合ってきました。

今回のオープンセッションでは、子ども向けのイベント経験がある方や関わる機会が多い方にお集まり頂き、「どういう企画なら参加したいか?」「普段子どもが楽しめるイベントにするためにどんな点を大事にしているか?」等の問いが投げかけられました。

まずは「Happy Monday」の取り組みに「いいね!」という応援の声が集まる場となったことがチームメンバーにとって一番の糧になったようです。また後者の問いについては、特に、子どもを子ども扱いせず1人の人間としてイベントに協力してもらうことが大事との声に共感が集まりました。

他都市にはない横浜の尖った魅力とは何か?を探求する「Why Yokohama」

かつてより、横浜の魅力が薄れてきているのではないか?今の横浜には人を惹き付ける何かが足りていないのではないか?そんな危機感から始まった「Why Yokohama」チーム。

「かつての横浜・今の横浜」について多世代からの視点が語りつくされ、横浜愛にあふれたオープンセッションになりました。参加したゲストは、旅行会社で観光振興に携わるプロデューサー、文化観光行政に携わる市職員等、大学で観光学を教える教員等、産官学の多彩なメンバーです。

加えて今の若い世代(25〜29歳)を惹き付けるにはどうしたらよいか?という観点で、現役大学生の声も聴きながら対話が行われました。当初から抱いていたメンバーの仮説が裏付けられる形となった今回のオープンセッション。「他都市にはない横浜の尖った魅力とは何か?」をさらに深堀していく契機となりました。

「DOY(DiverCity Openinnovation Yokohama)」が見据える横浜の未来

2019年1月に「イノベーション都市・横浜」宣言を行った横浜市。近年、大企業の研究所が集積したり、インキュベーション施設が多数生まれたりと環境は整いつつあります。

「DOY(DiverCity Openinnovation Yokohama)」チームのオープンセッションでは、横浜でオープンイノベーションが実現することでどんな可能性が広がるか?についてや、そのために何が必要か?という観点で議論が行われました。議論は「失敗が許容されにくい日本のカルチャー」や「いいネタがあってもキャッチャーがいないと、なかなか広がらない」等の課題感が共有された後、横浜で今後オープンイノベーションが芽吹いていくためには「やるべきテーマや分野を絞り、やらないことを決めることが重要」との問題提起がなされました。

まさに、「つなげる30人」参加メンバーのような越境する人・異端児が、鍵を握っていくことでしょう。

子どもの可能性Lab」鍵を握るキーワードは“多様性”

「子どもの可能性Lab」チームのオープンセッションでは、幼少期における遊びと環境が子どもの可能性を広げるという一定の仮説を持ちつつ、そもそも「子どもの可能性を拡げるとはどういうことか?」「親にできること・親ができることの限界」等をテーマに、議論が展開されていきました。

子育てに「正解」はない中で、それぞれの子どもの特性と向き合い、多様な価値観にふれさせるべく親としてどんなことを大切に子どもと向き合っているか、等、参加者一人ひとりが自分の言葉で語っている姿が印象的でした。

親が頑張らねばと肩に力が入りすぎてしまったり、子どもを自分の分身のようにとらえて期待しすぎてしまうことも起きがちですが、多様性を認めて親も子も一緒に成長していくということが大切だと気づく時間となったようです。

以上全7チームのオープンセッションの模様、いかがでしたでしょうか?

横浜の今をそれぞれの角度で切り取った議論であり、まったく別の話をしているようでいて、実は根っこではどこかつながっている、そんなことを感じさせてくれるセッションでした。

今後も各チームの展開が楽しみですね。引き続き、「横浜をつなげる30人第2期」のメンバーの活動の様子をレポートしていきます!

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