つなげる30人新聞

【横浜をつなげる30人 1期 Day3】〜オープンセッションの最終準備へ。そこから見えた関係性〜

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2020年からスタートした「横浜をつなげる30人」は、クリスマスイブ前日である12/23に3回目のセッションを迎えました。今回はコロナウイルスの影響もあり、完全オンライン開催に。

この日はいよいよ年明けからはじまる、つなげる30人の肝である”オープンセッション”に向けて、最終的な準備を進めていきます。

前回のセッションで生まれたチームで、これから取り組んでいきたいプロジェクトの仮説を立てるために、プロジェクトの輪郭をつくっていきます。

 

オープンセッションの準備が本格化

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恒例のチェックインでは、チームリーダーが現段階でのプロジェクトを説明し、メンバーがひとこと添えていきます。

「今日もどんなひとに参加して欲しいか?など考えてきたので、積極的に自分の意見を伝えていきたいです」と、能動的な意見が出たり、「多文化は横浜市が進めている分野ではあるけど、中にいるとそれが感じられない。ここでの関わりでその課題を解決していきたい」や「コミュニティはとても興味がある分野なので、頑張っていきたいです」など、プロジェクトの輪郭が固まっているからこそ出る意見が目立ちました。

一方で、「他はテーマにそってチームをつくっていたが、ここはテーマをこれから決めていく。そこにわくわくした」と、プロジェクトが固まっていないからこそ芽生える高揚感を伝えてくれるメンバーもいたり、「自分が貢献できるチームはどこ?という視点で考えていて、このチームがフィットしたので参加しました」とやりたいことよりも貢献度でチームを選択するメンバーもいたり。

個々の個性が感じられるチェックインとなりました。

 

最初のワークは、各チームに分かれて「セッション設計シート」の作成です。

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これは、オープンセッションを開催していくにあたって骨組みとなる設計シートです。

メンバーの皆さん、どこかの緊張感を感じる表情をしていましたが、グループワークがはじまってしまえばどのチームも意見がどんどん出てきて、盛り上がっている様子でした。

「オープンセッション でこういう話が聞けたらいいですよね」と、オープンセッションを開催している様子をイメージしているメンバーもいれば、「呼びたいステークホルダーの考えていることも考慮していく必要がありますよね」ステークホルダー視点で考えているメンバーも。

どのチームもポジティブな雰囲気が広がっており、「あとから参加したのですが、ここでの具体的にイメージしているコミュニティはどんなものですか?」という遅れて参加したメンバーも置いていかない、お互いを尊重し合っている姿勢が印象的でした。

 

 

フィードバックから見えた関係性

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続いては、どんどん埋まっていったセッション設計シートの内容を全体共有していきます。

共有された内容に対して他人事で終わらさず、気になった点を質問したりフィードバックしたりしながら、相互にオープンセッション の精度を上げていきます。

 

「都市と農業をつなぐ横浜ランド」チームは、「横浜野菜や横浜での地産地消の知名度があまりない」「農家と消費者のつながりが希薄」といった課題を解決するためのコミュニティ形成を目指していきます。

「農業からローカルエコノミーをつくるのが、ひとつ目指していきたいこと」と熱い思いを話すチームに対し、メンバーからは「作る側の視点はすごく伝わったのですが、買う側の視点を入れられるととてもいいと思いました」や「このプロジェクトをやろうと思った、当事者の原体験を反映させていくととてもよくなると思います」というフィードバックがあり、大きな手がかりを掴めたように感じました。

 

「多文化協働」チームは、多文化協働にある課題を解決し「多文化協働が当たり前に、自然に、自分らしさを持って実現できている」状態を目指していくチームです。

発表を聞いたメンバーからは、「多文化は、衣食住に大きな違いがあるので、それらを体験できるといいかもしれない。また、多文化が合わさることに成功体験を持ってもらうことが、巻き込む上で大事になのかなと思います」と自分ごと化で考えた意見が出たり、加生さんから「オープンセッション の場に、多文化のひとを集めていければいいのかなと思いました」というヒントが出たりしました。

 

「みんなが元気で過ごしやすい街」チームは、「見えなかったものをオモシロく見えるようにしよう」というコンセプトで新しい挑戦に燃えている皆さんです。

まだまだ抽象度が高い印象を受ける方もいたようですが、「このチームの取り組みに、とても可能性を感じました」とポジティブな印象を話すメンバーも。また、「現在あるマスクで表情がわからないとか、子どもの情緒に関する課題を解決していけると面白いかも」と具体的なアイデアもあがり、発表・フィードバックともに盛り上がる時間になりました。

 

「ミライスト」チームでは、「所属の壁を越えて、好きなところで自分の能力を生かしながら活躍する」ビジョンを目指していきます。

「信頼残高の概念を組み合わせられれば、新しい働き方を実現できるかなと思っています」という具体的なアイデアも発表され、「自分のスキルが可視化されて、どうアピールするか?が大事な視点になると思います。プロデュースをしてくれるプラットフォームになると嬉しいです」メンバーからの丁寧なフィードバックも生まれていました。

 

最後は、「横浜電波組」チーム。「デジタル実装によるLife/Communityのデザインに最も成功している街」のモデルケースを生み出すことを目指していくチームです。

ターゲット設定に課題を感じる声が上がりましたが、加生さんからは「ステークホルダーをみて、うまくいくなと感じました。まずは呼べる範囲で呼んでいくのもあり。そこから見えることがたくさんあると思います」とオープンセッションへ向けてポジティブなコメントがありました。

 

このワーク経て、それぞれのチームはオープンセッションのイメージが少しずつ見えてきたのではないでしょうか。そして、相互にフィードバックし合う様子はまさに”30人でひとつのチーム”を表していて、関係性が育まれている様子が伺えました。

 

 

違和感を無視してはいけないフェーズへ

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続いては、この30人メンバーで”オープンセッションの実践”をしていきます。

チームメンバーがごちゃ混ぜになり、現段階で想定しているオープンセッションの問いを投げかけていく”ミニセッション”です。先ほど作成したセッション設計シートをもとに、進行をしていきます。

「売る相手を主婦じゃなくて、飲食店に売るといいかもしれませんね!」
「多文化交流に対して怖くなる日本人は大勢いるけど、オクトーバーフェストならたくさん来ると思うんです。そういう表と裏の目的を設定できるといいかもなと感じました」
「大企業のひとがどうやって副業をしていくか?をストーリーで見せるといいかも」

など、かなり具体的な意見が飛び交っていて、セッション設計に大きなヒントをもらえたのではないでしょうか。

 

ミニセッションが終了すると、今度はその結果をチームメンバーに共有し、セッション設計シートをアップデートしていきます。

「うまく広げていくために、こういう団体と協力すればいいのでは?という話もありました」と、セッションでの感想と事実を共有していきます。とあるチームでは、その結果綺麗なイメージビジュアルが生まれていて、大きな一歩を踏み出せたように感じます。

 

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(チェックアウトの様子)

最後はチェックアウトも含め、これらの内容を全体共有していきます。

「コミュニティの捉え方がバラバラでしたが、今日でかなりまとまりました」
「まずの方向性が決まってわくわくしています!」
「オープンセッション への向き合い方が統一されてよかったです」
「ミニセッションでいい気付きをもらえたので、それを生かして頑張っていきたい」

といったポジティブな意見が集まる中、

「私たちは誰と戦わないといけないのか?をもっと考えていきたい」
「可視化というキーワードが出たが、まだまだ抽象的なので、ここから詰めていきたい」
「今日はやはり、ミライストを定義していきたいと思いました」

など、いい問いを受け取っている様子がみられるメンバーも多数いました。

 

フワフワしていたことが一気に具体性が増していく現状を受けて、最後に芦澤先生から

「具体的な事業化に関するコミュニケーションが増えてきました。そうすると、少しずつ痛みが出てくるフェーズだと思います。自分のなかの違和感を無視せずに言語化してみてください。ちいさなモヤモヤを伝えて対話することが、とても大事になってきます。」

という大切なメッセージが伝えられました。

いよいよ1月からオープンセッションがスタートします。この日の学びをどう生かしていくのか?必見ですね!

 

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文章・編集:長田 涼


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