つなげる30人新聞

【横浜をつなげる30人 1期 オープンセッション】〜”つなげる30人”のひとりとして、場をつくる〜

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横浜をつなげる30人 1期は、いよいよオープンセッションを実施しました。

この”つなげる30人”の肝とも言える大事な要素を多く含むセッションで、各チームのプロジェクトに大きな影響を与えるものです。

これまでのセッションではメンバー自身学ぶ側でありましたが、オープンセッションではメンバー自身がファシリテーター となり、セッションを主催。そこで得た気付きをもとに、取り組んでいるプロジェクトを促進させていきます。

今回のレポートでは、2021年1月18~22の期間で5つのチームそれぞれがオープンセッションを実施しましたので、その内容をお届けしたいと思います。

 

都市と農業をつなぐヨコハマランド

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「横浜野菜」をキーワードに、コミュニティを形成していくことを目指す本チームのオープンセッションでは、市役所農業推進課、農家、建築設計事務所など計9名のゲストに参加してもらいました。

問い1では、すでに構想しているコミュニティサイトを用いて、「コミュニティサイトを使って、どんなことができそうか?」を投げかけます。

「Webのコミュニティは必要だと感じつつも、野菜に関心がある人がネットで消費に繋がるかが疑問ですね。」
「農家で自分から発信してもなかなか利益に繋がりにくい現状があります。」

といった、現場を知るからこその大切な意見をいただいたり、

「SNSをつくったり、サイトをつくったり、自分たちから街へ足を運んで発信して、みたいな積み重ねでコミュニティを形成しています。」

という、実際にコミュニティを形成してきた実体験を聴くことができて、大きなヒントになったと思います。

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問い2は、「コミュニティサイトをさらに良くするには、どうすればいいか?」

「会社でwebサイトを運営しているのですが、そこで記事をあげても1~2日で読まれなくなってしまうので、継続的に更新し続ける重要性を感じています。」
「ターゲットをまず絞っていく必要があると思います。」

といった、実際に運営することをリアルにイメージしたご意見が印象的でした。

「横浜野菜の印象のギャップをブランディングにうまく活かす方向がいいのではないでしょうか?」という提案もあり、コミュニティの可能性を大きく感じることができた時間になったと思います。

 

 

ミライスト

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組織を横断して、”イノベーション=新結合”を生み出すことを目指しているチームです。オープンセッションには、コミュニティ運営者、エンジニアリング会社マネージャー、市役所 共創推進課など、7名の方にお集まりいただきました。

こちらのチームではブレイクアウトルームで4~5名のグループに分かれ、それぞれの問いと向き合っていきます。

問い1は「あなたが、ミライストで働く環境が揃ったとして、⾃分のどんな能⼒を活かしてどう働いてみたいか妄想して下さい。」

「人事的な目線で見ても、この取り組みはとてもポジティブに捉えています。」という前向きな意見が出たり、「すでに自分はやれているなという感じです。欲を言えば、もっと大きなプロジェクトに関わりたいと思っています。」と、似たような動きを実践している方がいて、具体的な要望を聞かせていただきました。

また、「ミライストの候補は3パターンあるんじゃないかと思いました。勝手にいっちゃう人・やりたいけど悶々としている人・興味がないひと。」と、分析を交えた意見も出てきました。

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問い2では、「あなたの組織がミライスト所属企業・受⼊企業だとして、ミライストにどんな期待をしますか?そして、貴⽅の会社でのミライスト制度実現にどのような難しさがありますか?」という問いに向き合います。

「ちゃんとフルコミットしてくれるのか?という不安を取り除いて上げないといけないと思います。」「守秘義務もしっかり守っていく制度を引いていく必要もあるのではないでしょうか?」という、企業視点での懸念点が上がってきました。

その他、受け入れ側のニーズや期待する点など、様々な意見が飛び交いました。

 

最後の問いは、「ミライストを加速する為に、どんなアイデアがありますか?」

この問いに対して、「横浜企業のひとが入れる、ソーシャルアパートメントがあると面白いんじゃないでしょうか。」「横浜というエリアをひとつの会社と捉えて、横浜視点で動けるバーチャル企業をつくってみると面白いかもしれませんね。」という斬新なアイデアを上げてくれるゲストの皆さん。

終始盛り上がったセッションで、チームにとって大きな財産となったのではないでしょうか。

 

 

多文化協働

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「多文化協働を気軽に体験できる場をつくりたい」、そんなビジョンを掲げているのがこちらのチーム。

オープンセッションには、大学キャリアセンター、海外経験が豊富な起業家、エンジニアリング会社など6名の方にご参加いただきました。このチームではブレイクアウトルームを使い、グループに分かれて少人数での対話をしていくセッションに。

問い1は、「多文化協働と聞いて感じる印象や体験談は?」

「自分が持っていない視点や気付きを得られ、感性が豊かになる面ではポジティブですね。一方、相手を理解するのに時間がかかるし難しいという意味では、ネガティブな印象も感じています。」と、印象をストレートにお伝えいただきました。

また、実体験として、「暮らしの部分で、言語もそこまで大きな障害になりません。ただ、自己実現するうえでは大きな壁があるように感じますね。」と、そのコミュニティで一歩踏み込んで立ち回る難しさを話す場面も。

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問い2では、「多文化協働の実験の場をつくるためにはどうすればいいか?」を話していきます。

「国の比率は大事になると思います。」や「別の価値観に触れてみることが大切じゃないでしょうか」といったコメントが多くみられる中、自然と場の安心感をどうつくっていくか?を話す流れに。

「急に集められてディスカッションするのはハードルが高いので、話しやすい雰囲気づくりが大切ですよね。」「小さいグループから大きいグループにしていくと、安心して取り組めると思います。」という声があったり、「イベントをする際、”料理系”が一番効果的だという声が多いです。同じ釜の飯を食べる体験がつながりを生むのだろうなと。」と、具体的な提案も生まれました。

終始話した足りない!という声が聞こえてきた、本チームのオープンセッション 。どんな場が生まれていくのか楽しみですね。

 

 

 

横浜電波組

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「横浜を、暮らしのDXのモデルシティへ」をビジョンに掲げ、デジタルを用いて社会課題解決に挑むチームです。社会実験として、これまでオフラインで開催してきたイベントのオンライン化を支援することが決まっており、そこに向けて動き始めています。

オープンセッションにゲスト参加したのは、小学校のPTA会長、中学校校長、IT企業の方々を含めた6名の皆さんです。

最初の問いでは、「実現可能性を高めるアイデアは何か?」。これまでリアルの場でやってきたことをオンライン化するにあたり、実現可能性を高めるためのアイデアを出し合います。

「昔の集合住宅だとネットワーク環境が弱いので、そこからサポートしていかないと厳しいと思います。」「IPhone買ったばかりの人だと、日本語設定すらわからなくなるんですよね…」といった具体的なハードルを示唆する意見が目立ちました。

印象的だったのは、「つながりがあるからこそ、情報を受け取ってもらえる」という言葉です。伝え方や手前の関係性の部分にも目を向けていく必要性を、強く実感したのではないでしょうか。

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問い2は、「実験実証に向けたアイデアは何か?」です。まず、実際に身近なところでオンライン化できそうなことはないか?を考えていきました。

「PTA会はオンライン化できるのではないかと思います」という当事者からのご意見や、「zoom配達はかなり需要があると思います!」という、zoom配信をお手伝いすることのニーズが高いことを話すゲストも。ツールが普及し始めている一方で、その使い方はまだまだちゃんと広がっていない現状を強く感じました。

最後には、「こういう人を紹介できるかもしれません!」という積極的な提案がゲストから出ていて、その日の空気感を表しているようでした。

 

 

ANIHEXASITY 〜みんなが元気で住みやすい街を、横浜から〜

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メンバーの個性が光るこのチームでは、メンバーひとりひとりがテーマを持ち寄り、それぞれのテーマを深めていくオープンセッションに。起業・地域PR・喫煙・食・エネルギー・アートといった、6人6つのテーマについてゲストと共にディスカッションしていきます。

ゲストには、銀行、まちづくり企業、通信企業、コンサルタントなど7名に起こしいただきました。

問いは、「20年前にどんな課題があったか?」「現在どのような課題があるか?」「20年後その課題についてどうなっているか?」という過去、現在、未来に沿ったものを用意し、対話をしていきます。

”起業”では、横浜と東京の差についてのお話からスタート。大きな差があると思いきや「東京の良さは、質の高い人との出会いでした。今はリアルに会うことができない今は、フラットになっていると思います」という意見が出て、意外な現状を知れました。また、「定年後の働き方として、起業があるといいんじゃないでしょうか」という、新しい起業の立ち位置を話す様子が印象的でした。

”地域PR”では、「感じている課題として、横浜のローカルな魅力発信があると思います」という問題提起から。その他に様々な課題が地域にはありますが、「住民から行政へのアプローチが大事だと思います」という、切り口のヒントが見えてきました。

”喫煙”では、「どんどん喫煙所が減っていて、喫煙者が過ごしにくくなっていますよね」というお話に。タバコがネガティブに感じる時のことをヒアリングしたり、「喫煙ボックスの利用にお金かかるとしたら、いくらまで払いますか?」という面白い問いを投げかけていたり、とても興味深いセッションでした。

”食”では、外食産業についてのお話がメインになりました。どうしてもコロナの影響によるネガティブ寄りな意見が出てしまうものの、「これまではチェーンのお店が小さなお店を食ってきたが、これからは逆の流れが起こりうるのではないでしょうか?」という、新しい考え方にハッとしたのを覚えています。

”エネルギー”では、横浜をエネルギーフリーな街にしたいという構想が語られました。「今の社会はバッテリーに振り回されている状況があ流と思います」という現状をお話され、そういったストレスからの解放を考えていきました。最後には、「無意識に充電されている社会が生まれるんじゃないでしょうか」という夢のある意見も…!

”アート”では、アートの世界で活躍しているゲストから、リアルなお話をしていただきました。「伝統工芸の後継ぎ不足」や「コロナによるアーティスト雇用危機」といった課題がある一方で、「アートのいいところは、社会課題を顕在化しやすいところだと思います」というアートの魅力を伝えてくれたことが、とても印象に残っています。

個性が爆発したチーム、今後の動きが楽しみですね!

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各チーム、見事なオープンセッションを披露しました。

今回の経験で、これまでになかった大きな学びがあったと思います。そんな気付きがそれぞれのプロジェクトにどんな影響を与えていくのか?プロジェクトの今後が楽しみでなりません。

残りわずかとなってきましたが、横浜をつなげる30人にご注目ください!

 

 

文章:長田涼





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