オープンセッションウィークは全チーム大変盛り上がり、12月17日(木)本日最終日をむかえました。
最終日の本日は「就活ワールドカフェ」チームです。
就活ワールドカフェチームは、チーム名の通り”就活のワールドカフェをやろう!”と取り組むプロジェクトで、本日のオープンセッションをプロトタイプ検証として、ワールドカフェ形式で実施していただきました!多くの学生にも参加していただき、大変盛り上がったセッションの様子をお伝えしていきます。
まずはリーダーの清水さんから本日のワールドカフェの目的は、「働く」や「就活」に対する意識の確認と楽しい就活を一緒に考えることであるということが参加者に伝えられました。
ここからは昨日に引き続いて「渋谷をつなげる30人」での学びを活かし、國學院大學の岡本さんがファシリテーションを担ってくださいました!
岡本さんからは、「なぜ、就活ワールドカフェチームがこのテーマに取り組んでいるのか?」についてのお話が。就職活動についてネガティブにとらえてしまっている人が多いことや、自分の生き方の「軸」がわからず就職活動に悩んでしまう人がいることなどから、それらを解決するための手段として「就活ワールドカフェ」を企画しているというプロジェクトの趣旨が伝えられました。
就活ワールドカフェチームからの問いはこちらの3つ。
問い1
就活の嫌なところ、不安なところは?
問い2
前向きになれる理想の就活は?
問い3
未来の自分のやりたいことは?その未来像を実現するために、いま何が必要?
ブレイクアウトルームに分かれてワールドカフェ形式で問いについて対話をしていきます。
まずは、問い1「就活の嫌なところ、不安なところは?」について、3つのグループに分かれて対話を行いました。
就活を終えたばかりの学生からは、身近な人からのプレッシャーや、大手が良いというような価値観の押し付けが嫌だったという意見があがりました。また、体育会系の学生からは部活が忙しくて就職活動に時間をかけられないといった課題や、修士や博士の学生よりも学部生が優先されてしまっていることなど、現在の一斉採用の仕組み自体にも疑問の声があがりました。
問い1の答えを踏まえて、問い2では「前向きになれる理想の就活は?」というテーマで対話を行います。
問い1でも多くあがっていた、「情報が偏っていて何が正しいのかわからない」という課題に対し、気軽に相談できる場や人があると良いといった意見や、楽しそうに働いている社会人と出会えると就活を前向きに捉えることができると思うといった、「人との対話の場がほしい」という意見が多くあがりました。
特に今年度の就職活動を経験した学生からは、コロナ禍での就職活動で、友達との対話もできずとても孤独で辛かったという声を聞くこともできました。
つづいて問い3の「未来の自分のやりたいことは?その未来像を実現するために、いま何が必要?」については、博士の学生から「文系の博士学生は学歴が足かせになり就職がなかなかできない現状があるけれど、これまでたくさん学んできたことを社会に還元したいと思っている」という思いを伝えていただき、今の日本社会の良くない現状に胸が痛くなりました。
その他にも、地元でスローライフを送りたいのでフリーランスとしてどこでも食べていけるようなスキルを身に着けたいという話や、いいお父さんになりたいといった人生設計から働くということについて考え直すきっかけとなりました。
最後のチェックアウトでは、普段はなかなか接点の持てない他大学の学生や社会人の方と話すことができて学びになったという意見や、就職活動中にこのような対話ができたら、自分の軸を見つけられると思うという意見もあがり、プロトタイプ検証としても大成功となりました。
就活ワールドカフェチームは、施策自体の価値を確認することができたので、ここからどう広げていくのか展開が楽しみです!