2020年9月17日、今年で早くも5年目を迎える「渋谷をつなげる30人」が始動しました。
これまでの4年間で「渋谷をつなげる30人」から、様々な取り組みが実現してきました。5年目の今回は、これまでの実績も示されてきた中で、参加者の多くは期待に胸を膨らませ、参加の意欲に溢れてのスタートとなりました。
「楽しみながら取り組むこと」が肝になる
今年度は、東京都では未だ終わりの見えないCOVID-19の状況を鑑み、オンラインでの開催となりましたが、画面越しからも参加者の熱量が伝わってきます。
「渋谷をつなげる30人」プロデューサーであるSlow Innovation加生氏から、「今期オンライン開催となったことに対して、マイナスの面ではなく、この機会をプラスに捉え、オンライン開催の良さをいかしましょう!」とのアナウンスからスタート。
今期参加の皆さんの先輩である第2期の鈴木さんからも、「渋谷をつなげる30人」に参加したことでできたつながりや、そこから生まれたアクションやプロジェクトについてお話をいただきました。
また、渋谷をつなげる30人へ参加した方は今年で150人になります。このつながりを活かして、ぜひ今期も様々なプロジェクトを生み出してほしいと応援メッセージもいただきました。
続いて、長谷部区長・澤田副区長からのビデオメッセージで、渋谷区にとっても肝いりのプロジェクトであることが参加者の皆さんにも伝わり、「ここから生まれたアイディアを、渋谷区としてオフィシャルに応援してくれるんだ!」ということを実感できたことで参加者の皆さんの意欲の高まりを感じました。
午前中のプログラムの前半は、加生氏から「渋谷をつなげる30人」についてやソーシャルビジネスについてのインプットがあり、この場にどのようなマインドで取り組んでいくのか認識を全員で揃えることができたと思います。特に大事なことは、何よりも「楽しみながら取り組むこと」という言葉が印象に残っていて、参加者の皆さんにワクワクした表情が伺えました。
これまでのメンバーを含めた150人が仲間
午前の後半はそれぞれの自己紹介を一人づつ語っていただき、本当に多様で様々な専門スキルを持った方々が集まっているということを改めて実感し、「このメンバーとならなにかアクションを起こせそうだ!」という気持ちもどんどんと高まっていきました。
午後からは、zoomをウェビナー形式に切り替えて、2,3名づつパネリストとなり、参加への想いを語っていきました。ここではオンラインの良さが発揮されることに。パネリストの話を聞きながらオンタイムで質問を投げかけることができ、それに対して本人だけではなく、他の参加メンバーからも質問に対しての回答がどんどんと集まってきます。このQ&Aにより、参加者のこれまで関わってきた活動やプロジェクトの内容などについて理解が深まりました。
加生氏のファシリテーションにより、参加者皆さんの「渋谷をつなげる30人」に対する想いや、パーソナリティがどんどんと引き出されていきます。渋谷では5年目ということもあり、これまでの「渋谷をつなげる30人」から生まれた取り組みやつながりに触発されて参加を決めたメンバーも多くいました。
つながりがまたこうしてつながっていくことにとても期待を感じましたし、ここに集まったメンバーだけでなく、これまでのメンバーを含めた150人が仲間なんだという心強い思いも感じました。
パネルトーク後は、ブレイクアウトルームに分かれてワークショップの時間に。
今日1日の感想共有し、「渋谷をつなげる30人で実現してみたいことは?」という問いに対して、1チーム20個のアイデアを出し合いました。メンバーそれぞれの個性を生かしたアイデアがどんどん生まれてきて、これが「渋谷をつなげる30人」5期のアイデアのタネになっていくと思うと、期待に胸がふくらみます。
多くの気付きと刺激がある時間に
最後は、つなげる30人恒例のチェックアウトです。
一人づつ、本日感じたことややってみたいと感じたアイディアについて話していきました。多くの気付きや刺激があったことを感じさせるコメントが続いて、とても熱意に溢れた目をしていたのが印象的。
オフラインでは全員で一つの輪になり一体感を感じて1日の終わりを迎えますが、オンラインではなかなか体感しづらい現状があります。しかし、早くみんなとリアルで会いたい!という気持ちが高まり、これからの楽しみが強くなりました。
オンラインでの開催に当初不安もありましたが、1日が終わってみるとあっという間の濃密な時間を過ごすことができました!次回の開催を今から待ち遠しく感じています!
文章:岩谷真里奈
編集:長田涼