【渋谷をつなげる30人 4期 オープンセッション】〜エンタメチーム編〜

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「渋谷をつなげる30人」の一番の肝とも言えるのが、オープンセッション。

オープンセッションとは、それぞれのプロジェクトが巻き込んでいくステークホルダーに対して、ファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。

全5チームそれぞれが、自分たちの力でオープンセッションを開催しました。
4つ目のチームは「エンタメチーム」。

セッションの様子と内容を見ていきましょう。

 

渋谷は若者カルチャーを軸に成長してきた街

若者の社会課題を、エンターテイメントの力で解決していくことを目指しているエンタメチーム。

オープンセッション当日は、エンターテイメント業界の関係者から若者と向き合う方、当事者である若者まで、30名近い方々が集まりました。

セッションの冒頭では、エンタメチームから3つの問題定義を投げかけます。

「今の渋谷は若者にとって、居場所になっていないんじゃないか?」
「多様性が渋谷の良さなのに、それが生かされていないんじゃないか?」
「使えるのに、使わされていない公共空間があるのは、企業や行政と若者の間に距離があるからじゃないか?」

など、背景にある出来事やデータを活用しひとつずつ説明していきます。

「渋谷は若者カルチャーを軸に成長してきた街。渋谷をより多くの人に愛される街にする為に、公共空間を活用して彼らと一緒に渋谷の課題を考えたい!」

と熱を込めてメッセージを届けました。

 

「渋谷らしい社会課題」×「エンターテイメント」

後半の最初は参加者の自己紹介から。
自己紹介に加え「渋谷らしい社会課題」を考えてもらい、それを発表していきます。

その社会改題を軸にチーム作りへ。

「その社会課題には自分が役立てそう。」
「同じ社会課題感じてます。」

というところを見て、5~6人のチームを組んでいきました。

無事チームができたら、こんな問いにチャレンジ!

「渋谷らしい社会課題」を「エンターテイメント」の力で、どう解決していけばいいのか?そのためのイベントを企画する。といった内容のディスカッションです。

このワークシートを活用して進行。

それぞれのチームから出た、アウトプットの一部はこちらです。

「LGBTと非当事者の分断」×「スクランブル」
誰でもみんな一緒に楽しめる空間「BAR」をスクランブル交差点につくる。

「渋谷にいたくないこと」×「裏バス」
渋谷を知り尽くすイベント。渋谷の中でも閑静な通路を裏バスで知りにいく。渋谷の魅力を様々な視点で知れる。

「様々な渋谷問題」×「場所、空間」
クリエイティブスペースの場所作り。渋谷に居心地のいい場所をつくりたい。温かいコミュニケーションが取れる空間をつくり、そこで様々な交流が生まれ、クリエイティブなことが起こる。そんな場所を街中につくりたい

いざ、皆さんに渋谷の課題を考えてもらうと、様々な意見が飛び交ったのが、とても興味深ったポイントです。「ねずみが多い」「渋谷愛が持ちにくい」「感情を出せる場所がない」など。

この多様な渋谷らしい社会課題に対して、今後どのようにアプローチしていくのか?必見のチームです。

 

文章:コミュニティマネージャー 長田

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