つなげる30人新聞

【渋谷をつなげる30人 4期 Day2】〜 正しい「問い」ではなく、良い「問い」を。〜

「渋谷をつなげる30人」。

地域の企業、NPO、市民が一緒になり、区と連携しながら課題解決に向けたビジネスモデルを10カ月かけて立案・実行する、まちづくりプロジェクトです。

その4期が6月にスタートしてから、早1ヶ月が経ち、第2回目のプログラムの日を迎えました。

今回迎えたDay2では「問い」について、実践を通じて学びました。本記事では、その様子をお届けします。

 

「問い」を思考し、「問い」に向き合う

「渋谷をつなげる30人」では、はじめに“チェックイン”というメンバーが参加する形のプログラムからスタートします。

今回のチェックインのテーマが『日常業務の自身の「問い」は?』。

早速冒頭から、メンバーは「問い」と向き合っていきました(読者の皆さんもぜひ考えてみてください)。

日頃、自分の中に抱える「問い」と向き合うことが、「渋谷をつなげる30人」での「問い」を立てるための最初の一歩かもしれませんね。

この日は、3~4人のグループに分かれ、それぞれのグループで「問い」を実際に立てていきます。現時点で取り組みたいことをテーマに、「問い」を導いていきます。実践を通じて学んでいくプログラムになります。

※この項目に沿って考えていきます。
セッション設計メモ
①オープニング(3分)
問い:なぜその問いを皆と考えたいのか?(熱い想いと問いへの共感・共鳴) 
    セッション参加者にとってこの問いを考える価値
②セッション:実質10分(10分で20個)
③クロージングトーク(2分)
 -新しい発見・気づきのシェア

 

「問い」を立てた後には、メンバー全員へ「問い」を共有し、共有を受けたそれぞれのグループが「問い」へのアイデアを最大20個考えていきます。そして、各グループ内での「問い」へのベストアイデアを選び、それを共有していくという内容。

なので、グループの数だけ、アイデアを思考していくという、頭を使う時間が長いハードなもの。ちなみに、これは『ブレインストーミング』というファシリテーション技術のひとつになります。

メンバーからは、様々な視点から見た「問い」が投げかけられました。

■実際に出た「問い」
・毎日を楽しく、アップデートして過ごす為に、”やりたい” ”時間を使いたい”コトはなんですか?
・SHIBUYAを楽しく移動するためにはどうすればよいでしょうか?
・自然体になれる街 渋谷とは?
・渋谷で学ぶ場をつくります。これまでにあなたは「学ぶ」ことでどんなことを得ましたか?
・ローカルシブヤとグローバルシブヤをつなげるには?
・新しい自分に出会える場とは?
・どういう時に求められていると実感しますか?
・21時以降に来たいSHIBUYAを作るためには?

 

それぞれの「問い」には、メンバーの実体験から感じた課題があり、その裏に起案者の想いが込められていました。その想いに応えるように、真剣に「問い」へ向き合い、アイデアを出し続けるメンバーたち。その皆さんの姿が印象的でした。

皆さん、アイデアというフィードバックを受けて、新たな気づきを得られた様子。違うセクターの30人が集まっている意味を、実感できた機会になったのではないでしょうか。

 

 

良い「問い」とは? 

「問い」について考えていくと、「何が良い問いなのか?」という疑問を持つことになっていくと思います。「問い」というものは、正解がないからこそ、良い問いというものを、自分自身で探求していく必要があります。 

この日の最後には、「良い問いとは何か?」を振り返る時間が。メンバーがこの日の実践を通じて感じた「良い問い」に対して、様々な意見が飛び交いました。

「具体と抽象のバランスが大事だと感じた」
「イメージの共有の重要だと思う」
「アウトプットと問いの質は比例するのではないか」

そんなメンバーの意見を聞いて、フューチャーセッションズ代表の野村さんがあげた良い問いのポイントは2つでした。

・セクター目線での問いがあると、この場の意義が生まれる
・正しい問いは、やり尽くされているのでつまらない

 
「良い問い」と「正しい問い」、この違いはなんなのか?

正論だけに固められた「問い」ではなく、自分の想いを乗せた「問い」であること。それが楽しい「問い」になり、楽しめる「問い」となり、「良い問い」になっていくのかなと。野村さんの言葉、この日のプログラム内容を通じて、私はそう感じました。

 

最後に

いよいよ、来月から本格的にプロジェクトが生まれていく過程に突入していきます。この6~7月に学んだことを、アウトプットへつなげていくフェーズです。

締めの挨拶で「それぞれもっとエゴを出していい。最初からいいひとでいようとすると、前へ進んでいかない。もっと“我”を出していい。」とコメントした野村さん。共創戦略におけるCSV(Creating Shared Value)の重要性と、”我”の関係性を説明してくれました。

メンバーの“我”が、どのようにプロジェクトに反映されていくのか?今後肝となるポイントになりそうです。

 

■コレクティブ・インパクトゼミはじまります!

※現在は終了しています

これまでの「渋谷をつなげる30人」メンバーの方を招いて、「コレクティブ・インパクト」を学び合うための場として、『コレクティブインパクト・ゼミ』を開催します。7/30は、落書き消しプロジェクトメンバーの傍嶋さん、中村さん、丸山さん、室井さんがゲストとして参加予定となっています。詳細&申し込みはこちら

文章:コミュニティマネージャー 長田


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