つなげる30人新聞

【ナゴヤをつなげる30人 1期 Day3】〜生まれたプロジェクトたち〜

前回に続き雨上がりの日となった2019年11月14日、名城大学ナゴヤドーム前キャンパス(東区)にある社会連携ゾーンshakeにて、名古屋市市民経済局地域振興部地域振興課の主催で”ナゴヤをつなげる30人” のday3が開催されました。

7月22日に開催された「ナゴヤの地域コミュニティの将来をみんなで創造しよう!」を皮切りにスタートした取り組みは、20・30代を中心に、市役所、NPO、地域団体、企業など、多種多様なバックボーンを持った人が集い、約5ヶ月をかけて名古屋の地域コミュニティ活性化のための企画を練り上げていきます。

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Slow Innovation社の加生氏の軽妙なファシリテーションで、今回も進行して行きます。

まずは冒頭、今回初めて会場を移しての開催となりましたので、参加者でもある名城大学の山本さんと宮原さんから、社会連携ゾーンshakeの紹介をしていただきました。

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次に、振り返りを行いました。

この「30人」プロジェクトの流れと目的の確認の後、day1の簡単な振り返りの後、day2の振り返りです。教育チームを始め5つのチームができ、それぞれどのような発表を行ったかを振り返り、参加者さんからも感想のフィードバックがありました。

問いを立てること、問いに答えることの練習のセッションだったday2を踏まえ、day3はテーマオーナーの立候補とその方を中心としたチーム作りを行っていくという流れが説明されました。

続いて、名古屋市役所地域振興課の丸澤主査から。
名古屋市全体に良いことと、ある地域に良いことは、必ずしもイコールではない旨や、置きにいったアイディアは批判されにくいかもしれないが、興味も持たれにくいので、批判を恐れずに強い想いを持って取り組んでもらいたいという話が、ユニークな例え話を交えながらありました。

day3の流れの説明に続いて今回のチェックイン。
これまで全回に参加できていない参加者さんもいらっしゃるということで簡単な自己紹介と、「ナゴヤ30に参加して感じる自身の変化」と「テーマオーナーに立候補するかどうか」を、1人1分で発表しました。

テーマオーナー立候補者は9名。
本日は、彼ら9名を中心にワークショップを展開していくことになります。

 

ここで、名古屋市副市長の堀場和夫氏が視察に来訪。以下のようなご挨拶をいただきました。

「名古屋市が様々な社会課題に直面する中、解決策は役所ではなく地域にある。名古屋市としては、このような取り組みは初めてで、アウトプットに”期待”はしているが、”予定”はしていないので、自由に、面白く(楽しんで)議論してください。市役所としては、生活している人たちと、どうしたら課題を一緒に解決していけるのかを考えていきたいので、この場にとても期待しています。」

いよいよ、9名のプロジェクトオーナー立候補者によるプレゼンです。1人あたりの割り当てプレゼン時間は5分、その限られた時間でそれぞれの思いを参加者にぶつけます。

 

テーマオーナープレゼンテーション

最初は中日新聞社の秦野さんから。

1. プロジェクトテーマ「お堀de防災キャンプ」

「最初から『お堀』『お堀』と言い続けてきた。『我』が大事という話もあったので、これを貫き、自分が毎日横を通る名古屋城のお堀をなんとかしたいと思った。

お堀をキャンプができる状態にするまで、様々な人を巻き込んで綺麗にすることで多様性への理解を広めると共に、防災への理解を深める仕掛けをしたい。街の中にせっかく立派な自然がある。蛍をはじめとする現存する絶滅危惧種の動植物保護との兼ね合い、行政の許可を得ること等が課題と考えている。」

秦野さんは、ナゴヤ30の参加者の過去の取り組みや、参加者の所属企業の持つコンテンツを丁寧に調べ、メンバー参画の呼び掛けをしました。

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次は、名古屋トヨペットの鬼頭さん

2. プロジェクトテーマ「脱・車だけ社会移行プロジェクト」

「実現したいのは、自動車販売会社の責任として交通事故死者ワースト1脱出と、前回も話した「駅から徒歩20分を楽しく」。また、愛知県は一番左側の車線は駐車場なのではないかと思うくらい路上駐車が多いので、これを減らしたい。更に、愛知県はBMI平均値が全国平均より低い肥満県なので、これも脱したい。

アイディアとしてはレンタサイクルの推奨を主軸としているが、導入費用が大きな課題。法人向けカーシェアは導入が進んでいると聞くので、自転車にも可能性はある。企業や店舗、スポーツ等のイベントの集客アップも見込める。」

鬼頭さんからは、 ご自身のバックグラウンドからは想像もつかないようなイノベーティブなアイディアのプレゼンでした。

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3人目はQALSAの宮本さんです。

3. プロジェクトテーマ「参加したくなる防災運動」

「形骸化している防災にメスを入れたい。楽しく取り組んで防災意識を向上させることを目指し、如何に抵抗感を減らせるかが課題。具体的なアイディアはまだ出ていないが、プライベートでキャンプに出掛けたときの経験は災害時にも活きると感じた。災害時のBCPの一環で従業員さんに家族ぐるみで参加してもらえるようなプログラムを作れないかと考えている。」

プレゼン終了後、宮本さんからは秦野さんのアイディアは自分の発想にはなかったので面白かったともコメントがありました。

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次は、みずほ銀行の松田さんからのプレゼンです。

4. プロジェクトテーマ「小学校での『生きる力』の授業開講」

松田さんのプレゼンを受け、進行の加生氏から、「地域と学校と地元企業がなぜ繋がらないのかという課題感は多くの人が持っていて、学校も地域と繋がりたいと考えてスキームまでは作られていることが多い。そういったスキームと繋がることができれば面白い展開になりそう。」というコメントがありました。

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次は港まちづくり協議会の古橋さんです。

5. 用意していたプロジェクトテーマを取り下げ、以下のようなプレゼンをされました。

「港区で、『なごやのみ(ん)なとまちをつくる』をコンセプトに、まちづくり活動をしている。今日は防災の話をしたいと思って手を挙げたが、防災の話が既にたくさん出ているので、自分の活動について3つの話をしたい。

私たちは、◯(暮らす)、△(集う)、□(創る)の3つのテーマでまちづくりをしている。まずは『暮らす』では、地域の幼稚園と一緒にやっている防災の活動がある。その幼稚園では、月に1度防災訓練をしていて、年度末の3月に1年の訓練の成果を披露する参観日がある。日頃、地域の防災訓練には、保護者世代が参加することは少ないが、子どもの授業参観には来る。その機会を活かして、親世代にも防災意識を高めてもらう工夫をしている。

教育が地域や社会のためにあるのではなく、地域や社会を教育のために利用していくのが面白いと思う。教育機関との連携は難しいとも聞くが、私たちの活動では幼稚園・小学校・地域が連携でき始めているので、皆さんの案に協力できるかもしれない。

『集う』では、公設市場が6月末に撤退した中心市街地の活性化が課題。今はその市街地で、手作りマーケットの定期的な開催を目指している。マーケッティング戦略ではニーズからサプライを考えるが、市場規模が小さい場合は面白いシーズを持ってくると、そこにマーケットが生まれる。

『創る』のところでは年1回発行のフリーペーパー、毎月発行のわら半紙の瓦版新聞というフリーペーパーも作っている。お金をかけなくても、地域の広報媒体があれば、地域の人と繋がるきっかけを作れる方法が見え始めている。こういった私たちの取り組みは、何か役に立てるのではないかと思う。」

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次は名城大学の宮原さんです。

6. プロジェクトテーマ「ナゴヤとつながるプロジェクト ナゴヤを楽しむ」

一人一人がナゴヤを語れる人になるというビジョンを掲げた。日頃学生と接していると、名古屋のことを結構知らない人が多い一方で、話をすると興味を持ってくれるという体験をする。また転勤者は名古屋の良さを知らないまま、中継点、通過点として名古屋を離れてしまうという声も聴く。

そこで、名古屋の魅力を知るナゴヤ学講座みたいなことをやってみたい。春先、転勤や進学で名古屋に来た人が落ち着くであろう頃に公開講座的な何かを仕掛けたい。名古屋という枠組みの中でやるのが良いか、もっと地域を絞ってよりローカルな枠組みでやるのが良いか、まだ少し悩んでいる部分もある。プログラムが回りだすと、これもまた名古屋の魅力の 1 つになると思う。

社会連携ゾーンshakeを運営する名城大学の宮原さんならではの分析と提案でした。

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続いて、同じく名城大学から、山本さんのプレゼンです。

7. プロジェクトテーマ「未来の学びの場」

「学びに関わることをやりたいと漠然と考えている。様々ある学びのプログラムで、徐々に教育は変わり始めている。全国各地の取り組みを如何にしてナゴヤナイズするか。出来るだけオリジナリティも出す。共創でどんどん面白いことが生まれる街ナゴヤ、みんなが主役になれる街ナゴヤを実現したい。

具体的なアイディアとしては、名城大学でヤフーさんと連携しているハッカソンで地域課題をお題に、学生と解決策を考えるプログラムや、子どもプロフェッショナル in ナゴヤ、STEAM教育、ナゴヤ30のような取り組みを形にするコラボ研究所、コミュニティ・ベースド・ラーニング

。最後に今年shakeではアクセラレーションプログラムを始動しようとしている。U-30の荒削りだけどやりたいことがある若者に社会人をメンターで付けて、3ヶ月間とりあえずやってみなさいみたいな事業。それとの連携も考えたい」

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8人目は、名古屋市役所の竹橋さん。
「私のプロジェクト起案シートは空欄、具体的なアイディアはございません。」から始まるユニークなプレゼンでした。

8. プロジェクトテーマ「認知症と共にハッピーに暮らすためには何ができるか」

「私は取り組みたいテーマはありますが、具体的アイディアが何もないので、みなさんと一緒に考えたい。日本は認知症患者率がOECDの中でトップクラス、人口1000人あたり23人。今後も増える見込みで、2037年には1000人あたり38人が認知症になると言われている。別のデータでは2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるとも言われている。

更に認知症患者の入院する人が多いのも日本の特徴で、しかも日本は1度入院すると350日も病院で生活をする。入院にかかる医療費は自宅療養の3倍になるとも試算されていて、医療費増大の一因でもある。日本の課題の1つは、患者がカミングアウトできないこと。認知症の人が暮らしやすい世の中が作れると、物忘れの激しい人も暮らしやすいハッピーな社会になると思うので、一緒に取り組んでください。」

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最後はMizkanの石井さんです。

9. プロジェクトテーマ「子どもたちの体験×企業広告」

「いかに子ども達の体験の場を増やすか。所得格差がそのまま体験学習機会の格差になってしまっている。(学童保育でお酢を使った体験学習をした事例を紹介)やってみて気づいたことがある。現場のスタッフを楽にしてあげることが重要。

聞くと、学童保育の現場は非常に疲弊しているという。子どもの意見を聞きたい、子どもむけにPRをしたいという企業は少なくないはず。企業のニーズとのマッチングにより、現場の負担を下げられるのではないか。教育とマーケティングを一緒にすることへのタブー視を変えたい。」

オリジナルのプレゼン資料も使った気合の入ったプレゼンで、教育を子どもの目線だけではなく、現場スタッフの目線でも課題解決をしたいという発表でした。

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オープンスペーステクノロジー

いよいよチームビルディングです。チーム作りのために最初に行ったワークは、オープンスペーステクノロジー(以下、「OST」)。会場内のスペースを自由に活用し、テーマオーナーが会場内に分散します。

テーマオーナー以外の参加者は、午前のプレゼンテーションを聞いて興味を持ったテーマオーナーの周りに集まり、オーナーを中心に対話をします。参加者は貢献ができない、関心がないと感じた場合には自由に他のテーマへ移動することができます。次から次へとチームを移って多くの情報提供を行うことも、参加者の役割の1つと 位置付けられています。

上記のルールの中で、会場内で参加者同士の対話が進められます。

・この場にいる人は誰もが適任者である
 ・何が起ころうと、起こるべきことが起こる
 ・始まるべき時に始まる
 ・終わるべき時に終わる

という、OSTの原則が加生氏から説明されて、いよいよ1時間のワークがスタートしました。

OSTが始まると、早くもテーマオーナー同士が協力して1つのチームになる光景が見られました。テーマオーナー以外の参加者は、興味のあるチームに話を聞きに行く人、少し離れて全体を俯瞰しながらどこのチームの対話に参加しようか考える人等、冒頭から皆が違う動きを始めました。

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30分ほどが経過した頃から、徐々に参加チームが決まり始め、参加者の大きな移動が見られなくなり、チームごとの議論がどんどん熱を帯びていっているのが、傍目にも伝わってきました。

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1時間が経過したところで、ワークは終了。
再びサークルになって座り、参加者に紙とペンが配られました。
OSTの感想と現時点で取り組みたいことを書きます。

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全員が書き終わったら、1人1分で書いたことを発表する時間です。参加者たちからは、以下のような声が聞かれました。

<OSTの感想>

・とても盛り上がった。
・似たようなテーマを掲げた人同士がスムーズに繋がれるワークだった。
・テーマオーナーが抱えている課題に対して、提案を持ってくる参加者がいなかったので、改善の余地はあるかもしれない。
・皆さん意外と家族や親族に認知症の人がいるんだなということを知れた。
・否定的なことを誰も言わず、お互いに「これいいよね」と言いながら議論ができた。
・楽しかったが、自分が関わるのは1つと決めて望むとやりたいことを絞りづらかった。
・自分の持っているものを活かせるのは何だろうと考えながら色んな話を聞けるのが良かった。
・頭が柔らかくなっていくのを感じた。
・どれもやりたいという、自分の中の欲張りが出てしまう。
・同じテーマで考えている人同士でも、異なる目線を持っていたりするので、そういった人たちと議論を交わすきっかけとして良かった。
・テーマオーナーとして参加したので、午前のプレゼンで楽しそうと思ったテーマがあったが話が聞けなかったのが残念だった。
・テーマオーナーだったが、近くのチームの話も聞かせてもらいに動いたが、オーナーなのであまり離れられず、一緒にできそうなチームを探すことはできなかった。
・声を出してみないと分からないことがあるなと感じ、声を出す重要性を再認識。
・前向きに話せたこと、自分が掲げた課題に次々と色んな人が解決策を持ってきてくれたことが良かった。
・発表の時よりも自由闊達な意見交換ができて楽しかった。
・漠然と考えたアイディアに、協力したいという人が次々と集まるのが面白く、嬉しかった。
・地元で活動する人がいることを全然知らなかった。

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<取り組みたいこと>

・転勤族を名古屋族に。転勤族は週末名古屋を離れ、任期を終えて名古屋から離れる。彼らに名古屋を好きになってもらう。
・大ナゴヤ大学で、名古屋をもっと好きになるコミュニティを作りたい。
・お堀でグランピング。テーマ型で楽しみながらゴミ拾いをしてラグジュアリーなキャンプをする。
・自分自身も転勤族なので、名古屋族プロジェクトに興味あり。コミュニティを作って名古屋を学びたい。
・子どもに対して体験・教育を提供するとともに、保護者や子ども達を周りで支える人たちの助けにもなりたい。
・「防災×何か」で全体として何かを生み出していきたい。
・お堀のチームに合流して、認知症患者や家族も楽しめることをしたい。
・自分の会社のリソースを活かせるのはお堀だと考えているが、名古屋族にも引き続き興味。
・学童保育向け出前授業を通して、子どもへの社会教育、子どものための平等な社会作り、家庭の負担軽減。
・お堀チームの防災、キャンプといったキーワードに経歴が活かせそう。また個人的にお堀周辺の治安が気になっているので、人(ひと)気を増やすことは、治安改善にも繋がるのではないかと考えている。
・本当にやりたいのは、横断的支援チーム。各チーム間を暗躍したい。
・お堀×防災に、自社のプロダクトも活かせそう。
・子どもの教育は、子ども達も楽しそうだし、自社従業員にとっても研修になる。研修という位置付けにすれば、収益構造も変えられるかもしれない。
・防災に興味がある。これまでの自分の経験と、公共空間を使うという点に感銘。
・地域情報のPR活動。地域活動に自社の社内報を活用できないかなと考えている。
・お堀でキャンプ、高級感のあるものからボランティアベースのものまで、様々な形態で実施できると良い。
・自分の思いは具体性に欠けていたので、お堀に参加してコラボレーションしたい。
・脱車社会と健康
・認知症をしたかったが、先に発表したテーマオーナーが他のチームへ行くとおっしゃっていたので、私から逆オファーをしたい。ただ、今は仕事でキャンプにも沢山関わっているので、防災とキャンプには、自分を活かせるかもしれない。
・外堀で防災キャンプがしたいのと、名古屋族にも興味がある。
・何をやりたいかは決められなかったが、社内誌を担当していたこともあるので、発表を聞いてPR活動かなと考えている。
・子どもに色んなコンテンツを持った会社の人が教育を届けることで、狭い世界に止まっている現状から、自分から声を上げていけるように変えていけると良い。
・教育についてやりたいと思っていたが、地域の中でのPRが社会的課題であり、自社の課題でもあると気づいた。
・PRとマッチング。僕らはPRできないが、ネットワークはあるのでマッチングして、PRに繋げるということができる。
・外堀防災キャンプに製造業の知恵を活用して便利な物を創り出していきたい。

この発表を踏まえて、新しくチームを組み、そのチーム単位でday2に体験したマグネットテーブルに取り組みます。

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マグネットテーブル

発表を踏まえたマグネットテーブルを経て、最終的に以下の4チームが編成されました。

(1) コミュニティづくり×学びのコンテンツづくり
 (2) お堀×防災
 (3) 地域×情報発信
 (4) 教育

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ワークシート作成

そして、各チームに「社会実験企画 検討シート」が配られました。

これは、後々企画が迷走してしまわないように、そもそも何のためにやるのだったかという視点を整理・共有し、大きな目標を描いて、小さくスタートするためのワークシートです。

このシートは、もちろん作って終わりではありません。

次回12月に多くの市役所の方や、参加者の所属企業の方、名古屋市民にお越しいただいて開催するオープンセッションで、今日ここで考える課題は本当に正しいのか、どんな人となら一緒に解決していけるのか、より良い社会実験企画にするためにはどうしたら良いかを話し合うので、そのための基礎資料となります。

加生氏からワークシートの説明があり、チーム毎にこれを仕上げていきます。

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グループワーク発表

最後に、完成したワークシートの内容の発表です。

ワークシートに沿った発表となるので、ここではワークシートの記載事項は①〜⑦を記し、発表の中のその他のコメントをその下に記します。

(1) コミュニティづくり×学びのコンテンツづくりチーム
① 30〜40代が名古屋で生きる力をUP、大人の学び場・全てがつながる社会、大人→子ども への学びの提供(双方)
② 認め合いながらも孤立している、課題が表面化しづらい、言えないことが課題の本質
③ 不安材料が減っていく、共感できる、30〜40代が夢や希望を持てる、真面目なことについて内に秘めていく、緩やかに共有する課題解決
④-1 継続的に関わる人
④-2 資金の提供
④-3 場所の確保
④-4 情報配信、内容、手法、ツール
④-5 所属企業に対してどう説明するか
④-6 仕掛け
⑤ 本音をどこまで言えるのか?
⑥ やってみたら課題が出てくるのではないか?、トピックが何であるか?、オープンスペース、公開空き地で飲み会
⑦ 企業・行政の共感数、参加者数、リピーター、運営チーム増員

発表者以外の参加者からは、補足として以下のような意見も出てきました。
・教育チームとも連携した。大人と子どもが相互に学び合える仕組みを作りたい。
・やり続けることが大事
・認知症はカミングアウトし辛い。お酒を飲みながら気軽に話ができるような空間づくり

このチームの発表を受けて、加生氏からは渋谷の企業とNPOが連携して地域住民に開かれた場作りをしていった事例の紹介がありました。

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次は一番の大所帯、10人チームのお堀×防災チームです。

(2) お堀×防災チーム
① 外堀で防災キャンプ
② 外観整備、掃除の?削減、若い世代の取り込み、意識向上
③ 外堀が綺麗、防災意識の向上、人との繋がり
④-1 許可をとる
④-2 ホタル、絶滅危惧種との兼ね合い
④-3 安全確保
④-4 資金
④-5 市の理解を得る
⑤ 外堀が綺麗になれば観光ルートとして意義がある、防災スキルが高まる、若い世代が集う
⑥ 草刈ってみてどう思った?と聞く、まずは防災イベントをやってみる、ホタルを見据えて綺麗にする。

まちづくり視点(②)を考えるのが難しかったそうです。
他のメンバーからは、
・今のとりあえず歩いてみようの流れでお堀に入れたら、草を刈れたら良いと思っている。
・どうも、お堀は全てが行政の管轄という訳でもなさそう。民間との関わり方も考えないといけないかもしれない。
という声が出ました。

参加者の名古屋市職員さんからは、行政が納得する「理由」が必要であろうという助言や、必要に応じて交渉力も必要といった助言もありました。

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次は地域×情報発信チームです。

(3) 地域×情報発信チーム
① まちづくりに人と社会とその関係の再構築
② 無縁社会<人口減少、少子高齢化>
③ 人と社会の間に新しい関係が生まれる
④-1 具体的な対象 人・コミュニティ
④-2 だれと誰? 何となに?
④-3 +30人に助けてほしい
⑤ 人と人、人と社会がつながると何かが変わるの?
⑥ 漬け物おばあちゃん、ものづくり、CMづくり
⑦ 共感される物語のログ

PRとは、Public Relation。アピールすることではない。このチームはワークシートに書ききれていない議論やアイディアが多く出たようで、港区のコミュニティペーパーの「おばあちゃんの漬け物」のコーナーの話や、デジタルサイネージの活用案といった話も発表されました。

また、PRの難しさを知っているメンバーが多く集まったチームだったようで、社内報に着目した議論も交わされました。発表の中で、社会と会社の繋ぎの役割を果たすようなイノベーションを社内報に起こす、という方向に話が展開し、地域と会社と繋げる社外向け社内報みたいなものも検討してみようという形で、発表が終わりました。

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最後は教育チームの発表です。

(4) 教育
① 未来の学びの場の提供
② 体験学習を通して名古屋市の企業を知る、親の教育負担軽減、未来の選択肢を増やす
③ 名古屋市の全小学校で開催、感動・愛・愛情・人の気持ちを考えることを伝えたい
④-1 コンテンツ(授業)の内容・完成度
④-2 学校側のOKがもらえるか
④-3 継続性
⑤ 既存+αの授業が本当に喜んでもらえるのか
⑥ 学童で体験授業の開催、子ども全てへ体験授業の開催
⑦ 親、子ども、指導者、講師に感想を聞く

その他のコメントとして、スモールスタートのために子ども会等のより小さい子どものコミュニティへのアプローチ案も出ていました。

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これにて、day3は終了となります。

次回はオープンセッション。
12月中旬を目途に各チームで日程調整を行い、それぞれの課題に関係する方へのヒアリング等を行います。

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