つなげる30人新聞

人との繋がりが、「引っ込み思案」だった私のライフスタイルや行動を変えた。

不定期にお届けする、つなげる30人メンバーへのインタビュー企画。

今日は2019年の8月から3ヶ月に渡って気仙沼をつなげる30人にご参加いただいた、気仙沼市役所 秘書広報課の山内脩平さんとお話しさせていただきました!活動に参加された背景、参加してみてどんな変化が起こったのかなどを語っていただきました。

 

*****

 

ー参加のきっかけは?

私が「気仙沼をつなげる30人」に参加したきっかけは、主催者である一般社団法人まるオフィスの小林さん、矢野さんに「お誘いしたいことがある〜」と言われてお話をしたときでした。

その時にこの30人の事業の概要をお聞きして、最初は私の得意とする活動ではないと感じ、内心断りたいなって思ったんです。きっと志が高い人が集まる会だろうから、私なんかが参加していいのかなと。

そうしたらお2人から「構えずに来てくれていいよ!難しくないから!(素敵な笑顔)」と言っていただき、それなら行ってみようと決意しました。

元々、気仙沼のまちづくりに関わっている方々が取り組んでいる活動には興味があって、少しでも関わってみたいなぁとは思っていたんです。

でもその方々の発表とかを見ていると、本当にすごくて、自分にはそんなのできないぞ…これはちょっとハードルが高いなぁと逃げ腰だったんですよね…。

でも、まぁ難しくないならいっかと、いい機会をいただけたかも、と感じました。

 

ー初回に参加されてどんなことを感じましたか?

簡単に言うと、ダマされた!と思いました(笑)

気軽に来ていいよと言われたのに、集まっていたのは気仙沼でそれぞれチャレンジしている方々ばかりで。あれ…自分、明確にやりたいこととかないぞって…。緊張しました。

でもSlow Innovation社の野村さんが設計してくれたセッションテーマに沿って話していくうちに、気持ちがだいぶほぐれて、楽しくなっていきました!

顔は見たことがあるけど話したがない人、初対面の人たちと対話をしていくうちに、皆さんの取り組みが見えて来たし、ひとつひとつの活動がとても素敵で、一緒に何かをできたらいいなと感じました。

自分の専門知識を語ったり、ミスや間違いが許されないような場だったらガチガチに緊張したまま一日が終わってしまったかなと思うのですが、この日のテーマは「自分が気仙沼のまちをどうしていきたいか?」だったので、すごく話しやすかったです。

day2_1

 

ー実際に人との関係は変わりましたか?

はい、飲み友達が増えましたね!(笑)

業務上、市内で行われている様々なイベントに行くことが多いのですが、行く先々で、気仙沼30で繋がったメンバーから声をかけてもらえるようになりました!

私は隣町の南三陸町から移住してきたので、気仙沼には知り合いがあまりいなかったんです。

新しい人間関係が増えたことによって、今までは知り合いがいないから行き辛いな…と感じて敬遠していたイベントなどにも、気軽に参加できるようになりました。そこでまた、新たな人と繋がれています。

何年かここに住んでみて、もう少し人との繋がりが欲しいなと思っていた時だったので、この変化は本当に嬉しいですし、ほっとしました。

また、仕事柄、市長と接する時間が長いので、市長って今どんなことを考えているの?などと聞かれたりもして!
民間の方々との距離がぐっと縮まったなあと感じています。

おかげで移住したばかりの頃よりは、気仙沼に住んでいていいんだなと思えるようになりました。ここにいる意味ができた感じです!

 

ー気仙沼をつなげる30人で作ったプロジェクトは継続しているのですか?

私は人間力を高めるということを主題に、ビーチクリーンを実施するプロジェクトチームを立ち上げたのですが、今でも活動を続けています。

インドア100%だった自分が、朝早起きしてビーチクリーンをやっている。これは本当に驚きです(笑)

一緒にチームを組んだメンバーが青年会議所にも所属されていたので、今は会議所と協働しながらイベントの継続を模索しています。

市役所内の環境部門にもこの活動を紹介させていただき、後援として活動をサポートする体制ができました。

気仙沼は海と生きるまちなので、市としても、海のプラスチックごみを減らして行くことは、本当に重要な取組みだと考えてます。

だからこうして民間の方に立ち上がっていただき、今までなかった活動にでもパートナーシップを組むきっかけを作れたことは、大きな成果だと感じています。

day2_3

 

ーつなげる30人の価値とは?

初回のセッションが終わった時に、市役所の職員だから、民間のプレイヤーだからと、それぞれの立場のまま意見を言い合っていても、変に気を遣ったりして、深いところでの相互理解にはつながらない、ということを感じたんですね。

そこで2回目は、そういうのをとっぱらって、自分なりにフラットに気仙沼に暮らす個人としての意見を多く伝えよう!と意識を変えてみたところ、たくさんの人と素直な気持ちで心を通わすことができた実感がありました。

今では、こうしてつながった仲間の活動に少しでも協力とか応援したいなと思えています!

今までは閉じてしまっていたけど、人との繋がりが生まれて、個人の想いを受け取り合う対話を通じて、じっくり時間をかけながら、自分の想いや考えを再認識したり、まちの魅力を色んな角度から見て、おもしろいことを創り上げたりできるのが、この活動の価値だと感じます。

よく市長がお話されるフレーズを自分なりに引用すると(ちゃんと合っているか分かりませんが…)都会だと、自分の代わりを引き受けてくれるだけの人口が十分で、どんなにすごい方でも、代わりがいてしまう。でも、田舎ではそうはいきません。

新しい取り組みが始まったら、その人しかできる人がいないんです。言い換えれば、何かやりたいって思っている人がリーダーとなってトップランナーであり続ける、自己実現の可能性に溢れたまちなんですね。

だから気仙沼市では、人材の育成や、やりたいことを実現するためのお手伝い、支援を大事にしています。

気仙沼をつなげる30人の活動は、私みたいなインドア派で、引っ込み思案だった人間をがらっと変えてくれました。

人と人との繋がりが、自分のライフスタイルや行動や生き方を大きく変えるということを身を持って体験しました。

こういう活動が積み重なっていけば、きっと気仙沼の未来は、今以上に面白い人で溢れたまちになっていると思うので、これからも、人がつながる機会の創出を続けて行ければと思います!

ぜひほかのまちの方々にも、つなげる30人をおススメしたいです!モヤモヤした想いを伝える、そんなことだけでも、自分にとって何かしらのプラスの返事があると思います!

 

*****

 

脩平さん、活動にご参加されてお感じになったこと、ご自身に起こった変化などを共有いただきありがとうございました。ぜひまたご一緒できましたら嬉しいです!

 

 

文章:相内 洋輔

Share (facebook)