渋谷をつなげる30人 第7期 DAY1 開催レポート

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11月9日(水)にSHIBUYA CITY FCが運営協力しているまちづくりプロジェクト「渋谷をつなげる30人」のDAY1が開催されました。官民学といったセクターを超えて集まった30人で、これから約半年をかけて「渋谷をつなげる30人」のプロジェクトに挑みます。

7期のメンバーが初めて集まる日となったDAY1は、①プロジェクト全体の説明、②7期メンバーの自己紹介、③ファシリテーションの実践、④DAY1の振り返りを行いました。

渋谷の街をよりよくするために ‐渋谷をつなげる30人を立ち上げた加生さんのお話‐

まずは2016年から「渋谷をつなげる30人」を運営している加生さんから渋谷の基本的な情報や渋谷をつなげる30人が生まれた経緯・目指す姿についてお話しいただきました。
その中で、ここに集まった30人がつながるだけでなく他の人を巻き込んでつなげていくことが大切だというお話がありました。

渋谷をつなげる30人で集まっている人たちは企業・市民・行政の各セクターからの参加者がおり、「まちの同期」として活動します。その仲間たちが渋谷をつなげる30人のプロジェクトだけでなく、その後も関わりながら活動を行うことがよりよいまちをつくることにつながります。

その他にも渋谷の基本構想のお話などもあり、この時間を通して今まで知らなかった渋谷の一面を見ることができたり、これからの活動に期待を膨らませたという方も多いのではないでしょうか。

多様なメンバーとの出会い ‐7期メンバーの自己紹介-

続いて、7期メンバーの自己紹介を行いました。全員の顔と名前が一致することを目標に、所属や今回参加するに至った経緯、自分の特徴などを中心にメンバーそれぞれが話しました。

出身や所属を話していくうちに福島県に縁がある人が複数いたり、実は東京に来てまだ一週間程度というエピソードを話す方もいたりととても盛り上がりました!

また、
「大学外の人と関わりたい」
「渋谷のことをもっと知って、好きになりたい」
「普段の仕事ではなかなかできないことに挑戦したい」
などそれぞれが渋谷をつなげる30人に参加する想いも語ってくれました。

つながり、つなげる  -ファシリテーション実践-

自己紹介を通してメンバーのことを知り、緊張もほぐれてきたところでファシリテーションの実践に移りました。これから30人でプロジェクトに取り組み、他の人も巻き込んでいくためには「対話」が重要となります。その練習として、フィッシュボール、インスピレーショントーク、ワールドカフェという3種類のファシリテーション実践に取り組みました。

1つ目のフィッシュボールとは良い対話を深めつつ、その内容を参加者全員で共有するための方法論です。「自己紹介を聞いて感じたこと・印象に残ったこと」「この30人がつながることで広がりそうな未来の可能性」「現時点でこの30人で扱ったら面白そうなテーマ」について話し合いました。

「現時点でこの30人で扱ったら面白そうなテーマ」では障がい者が過ごしやすいまちにする、つながりたいという想いを持っている人たちを繋げる仕組みを作るなど、それぞれが現時点で考えているテーマについて発表していきました。
ここから30人が関わり合ってどんなプロジェクトが行われていくのか、改めて楽しみになりました。

2つ目のインスピレーショントークでは、これから始まることに対する自分と先輩との差を確認する、これからの活動への期待値を高めることを目的に、OBの畑間さんと矢澤さんに渋谷をつなげる30人へ参加した経緯や当時の気持ち、これから過ごしていくにあたって意識したほうが良いことなどについてお話しいただきました。

当時どんな気持ちをもって参加していたかや、実際のプロジェクトがどのように作られたのかというお話を聞き、多くの方がこれからの活動へのイメージが湧いたのではないでしょうか。

3つ目はワールドカフェ。4~5人のグループを作ってカフェにいる気分で多様な知識を持ち寄りました。「自分が他のメンバーに提供できそうなこと」「扱ったら面白そうなテーマ」などについて話しました。

3種類のファシリテーション実践を通してメンバーからは
「様々な人がいるが、渋谷をよくしたいという気持ちはみんな一緒だということが分かった」
「みなさんが話を受け止めてくれるから安心して自分の考えを発言できた」
「他の人たちに自分が何を共有できるかを考えるきっかけになった」
などの声が聞かれました。

ファシリテーションの難しさを感じながらも、改めて自分の考えを整理し、他の人の意見も聞くという刺激的な時間になったようでした。

DAY1で感じたこと -振り返り・懇親会-

DAY1の最後は一人ひとりが「良かったこと(Good)」と「新しい発見(New)」を発表する「Good & New」を運営協力しているSHIBUYA CITY FCらしくサッカーボールを回しながら行いました。

「自分の知らない渋谷を見ることができた。これからの活動でさらに知ることができるのが楽しみ」
「みんなとの距離がすごく近くて、思った以上に30人が少なく感じた」
「普段関わることのない人と出会うことができ、多くの気づきがあった」
など初日から充実していたことを感じさせる声が多く聞かれました。

また、「渋谷にネガティブなイメージを持つこともあったが、今日を通して渋谷にはこんなに良いひとたちがいるということがわかって渋谷のことが好きになりました!」という声も!
これからどんどん活動を進める中でメンバーにどんな変化があるのかも楽しみですね。

また、振り返りの後は残ることができる人で懇親会を行いました。お酒や食事を楽しみながら、普段どんなことに取り組んでいるのか、DAY1を過ごしてどうだったかなどで盛り上がっていました!普段あまり関わることがない方と気軽に交流することができ、早くも「まちの同期」の魅力を感じた人も多かったのではないでしょうか。

次回はいよいよチームに分かれて、それぞれの課題に取り組んでいきます!

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